2024年12月23日 更新
#68
2024年、総決算。
気づけば2024年も終わり。
時の流れは本当に速いですね。
速すぎて、
今年、私は一体何をしていたのか、
思い出せません…。
思い出そうとすると、
割れるように頭が痛い気がする…!
というわけで、
今年WEBに掲載した
「わかる話」を紐解いてみたところ、
徐々に記憶が蘇ってきました。
ありがとう、「わかる話」。
これでもう、どれだけ忘れても大丈夫…!
せっかくなので、
印象的だった出来事を、後日談も含めて、
今回は振り返りたいと思います。
何事もやってみないとわからないもの。
#60「やりすぎた部屋。」で書いたように、
コンドミニアムスタイルの、
ゲストルームを作ってみたのは、
まさにその好例です。
温泉宿「朝里クラッセホテル」併設の
リゾートマンション
「小樽マインリゾート・コンドミニアム」を
リノベした部屋なのですが、
建物の規約上、お金をとって宿泊してもらう、
いわゆる民泊的なことはNGとなっています。
そのため、社員や取引先、お客さま、友人、知人に
無料で泊まってもらっているのですが、
利用した人からは、
「内装がすごい!」
と、かなりの好評をいただいております。
こちらに写真がありますので、
ご興味あれば、どうぞご覧ください。
ちなみに利用者第1号は、当社従業員のご両親。
本州から来道された際に泊まってもらいました。
親孝行に多少なりとも役立ったのであれば、
会社の代表としては嬉しいですね。
「おい、お前の会社、社長がネットで、
たくさん変な文章を書いているけど大丈夫か…?」
と心配になって来道されたのだとしたら、
挽回できたのではないでしょうか…。
そんなコンドミニアム、
先日新たな使い道を発見しました。
現在、本州のある大企業から依頼を受けて、
銭函の工業団地に鉄骨の倉庫を建設中なんです。
300坪の倉庫を2棟建てているので、
なかなかのスケールですね。
2024年春から打ち合わせがスタート。
これを執筆している2024年12月現在、
工事が絶賛進行中です。
先日、その企業の部長さんから、
こんな相談をされました。
「脇坂さん、銭函あたりで、アパートとか、
どこか泊まるところはないですかねぇ…」
なぜ、そんな宿泊場所を探しているのかというと、
ドライバーさんのためでした。
というのも、その倉庫が完成した暁には、
これまで使っていた旧倉庫から
モノを移動させる必要があります。
旧倉庫は3棟あって、
そこに保管されているモノは、
トラック150台分のボリュームがあるとか。
となると、単純計算で、
1日5回運んだとして30日かかることになります。
それほどの仕事量があるので、
道内の支社からドライバーさんを呼んで、
この引越し作業にあたってもらうとのこと。
ついては、そのドライバーさんが
1ヶ月ほど泊まる場所が必要という話だったのです。
なるほど、確かにそれくらいの期間、
滞在するのであれば、札幌とかではなく、
仕事現場に近いほうが望ましいでしょう。
しかし、当社関連会社が保有している
銭函界隈のアパートは、あいにくどこも満室。
どこかないだろうか…。
ていうか、あった…!
そうです、朝里川温泉のコンドミニアムです。
そこを使ってもらえればいいじゃないか!
ホテルに併設されているので、
毎朝、朝食を食べることができますし、
ちゃんと清掃も手配できます。
規約上、宿泊費は頂けないので、
その実費だけもらえれば当社としては全然OK。
そんな提案を部長にしたところ、
「え、いいんですか?
しかも、そんな好条件で!ありがたい!」
と大喜び。
温泉付きの宿があれば、ドライバーさんも
きっと楽しく仕事ができることでしょう。
いやー、
こんなパターンでの使い道があるとは。
「やりすぎた部屋。」
とか書いていましたけど、
全然やりすぎてなかった!
ひとつコンドミニアムの使い方を
編み出したわけです。
さすが、脇坂肇!
まあ、結果論というか
結果オーライってことなんですけど。
これが評判になったら仕事が増えるなぁ…
ぐふふふふふふ…。
あ、笑いが隠しきれず、失礼しました。
というわけで、
2025年5月から6月にかけて、
ドライバーさんが泊まるので、
埋まっております。
それ以外の期間で
コンドミニアムをご利用したいお客さま、
お仕事お待ちしています…!
2024年、一番のイベントと言えば、これでしょう。
4月6日に当社は、
めでたく創業30周年を迎えました。
そして、4月27日には
Zepp Sapporoで記念イベントを開催。
詳細は#61「記憶にない夜。」にて
レポートしていますので、
未読の方はこの機会にどうぞ。
実は、その前日である4月26日、
私は重要な仕事を遂行しておりました。
土地と建物を購入する決済をしたんです。
場所は当社の札幌オフィスの隣。
築31年のR C構造の建物と土地です。
その手続を経て、
晴れて当社関連会社の所有物となりました。
ここに札幌オフィスを移す計画が現在進行中です。
そこそこ古いビルです。
もちろんリノベーションをするわけですが、
内装・外装の設計を
建築家・アトリエモノゴトさんに依頼しています。
いつも私たちに仕事を依頼してくれる
信頼のおける設計事務所です。
また、看板などのサイン関係は、
スタジオワンダーさんに依頼。
当社ロゴをはじめとした
各種デザインを制作してくれている、
お馴染みのデザイン会社です。
建物にサインを掲出することって、
建築士とデザイナーの間で
細かな確認・調整が必要だったりするので、
2社をつないで、直接進めてもらいました。
経験上、余計なことに私は口を挟まず、
プロに任せたほうがいいとわかっているので、
どんどん進めてもらえるよう段取りしたわけです。
すると両者、ウマがあったようで、
「仕事がやりやすいですよ」なんて、
アトリエモノゴトさんは言ってくれています。
当社の仕事を通して、
関わった人たちの縁がつながっていくのは
嬉しいですよねぇ。
良かった良かった。
6月初旬には外装と間取りの設計が完成し、
見積もり作成がスタート。
結果、大幅に予算をはみ出しましたが、
まあ、よくあることです…。
そ、想定の範囲内です。
声が震えているのは気のせいです。
つ、使うところにはドカーンと使うタイプなので…。
ただ、想定の範囲外だったのがエレベーター。
もともとあったものが老朽化していたため、
改修工事が必要でした。
専門の会社に見積もりを依頼したところ、
「え?」
と驚くようなことが。
まず金額。
想定よりもウン百万円高い…。
当社はメインの仕事が木造建築なので、
正直あまりエレベーターを扱う仕事って
ないんですよね。
とはいえ、おおよその相場感は知っていて、
金額を想像していたのですが、
軽々と超えてきました…。
さらに驚いたのが納期。
6月に発注をかけたら、
早くて工事できるのが12月という回答…。
もっと早くならないのかな…と思いつつも、
どうしようもない様子だったので、
了承して正式に依頼をかけたんです。
12月となり、
ようやく工事が始まったタイミングで、
やってきた技術者の方に、
「納期まで、
どうしてこんなに時間かかったんですかね…?」
と尋ねてみました。
あくまで素朴な疑問として、です。
うっかり真顔で質問すると威圧感を与えてしまい、
「うわっ、クレーマーだ!」
となって、みんな逃げ出し、
エレベーターが空洞となって、
綱で上下移動するハメになる可能性もあったので、
あくまでソフトに質問してみたのです。
すると、
「いやー、すいません…。
実は、札幌駅前の再開発で
人が取られているんですよね…」
という回答が。
あ〜、なるほど、合点がいきます。
確かにあれだけの大規模工事が進んでいたら、
エレベーターの数は
ものすごいことになっているでしょうし、
専門の技術者も限られた人数しかいないわけで、
そりゃ混み合います。
いやー、皺寄せがきてますねぇ。
これからますます、
こういうことがありえそうです。
さて、これを執筆している12月初旬は、
この新オフィスの仕上げの最中なんですが、
完成に先立ち、
12月6日に神棚のお引越しを執り行う予定です。
誰が言い出したのかは不確かなのですが、
こういう住まいやオフィスの移転時には、
まず先に神様に引っ越していただくのが習わし。
神主さんにお祓いをしてもらって場を清め、
そこから荷物を運びいれる、
という手順を踏むのが良いとされています。
神様のお引越しを済ませてから、
12月中旬から下旬頃、
新オフィスがいよいよ完成です。
住所は札幌市東区北21条東1丁目4-24。
応接室は2部屋あります。
コーヒーくらいはお出しできますので、
ぜひ遊びに来てください。
あ、お花とかはスペースの関係上、
お断りしています。
「要らないふりして、本当は欲しい」
みたいなフリじゃないです。
代わりに仕事とかお待ちしています。
これはフリじゃないです(揉み手)。
11月末には、
恒例のお伊勢さん参りへ行ってきました。
還暦の前厄、58歳から行っているので、
今年で4年目です。
目的のひとつは、御札を手に入れること。
オフィスや自宅や仕事関係の場所、
各所にお供えした御札を
まとめて新しいものに取り替えているんです。
御札の効果って1年しか持たないらしいので…。
「効き目5年のロングバージョン!」
みたいなものはないのかな…
という邪念が一瞬脳裏をよぎった気がしますが、
そんな罰当たりなことを口にしたら、
私に災いが起きそうなので、
それは嘘です。
何も思っておりません。
11月最後の水曜日、
いつものラジオ出演終了後、札幌駅へ向かい、
11時台の列車に乗り込みました。
8時間かけてまずは東京入りです。
ええ、当然のように陸路、鉄道の旅です。
え?
なんで飛行機でビューっと行かないのかって?
逆に、なんで飛行機で行くんですか…?
逆に。
ええ、怖いわけではないですよ、決して。
て、鉄道が好きなんです…!
#44「伊勢デビュー」に書いたように、
過去に参拝時の服装で、
大失敗をしでかしている脇坂肇です。
その反省をしっかり生かして、
バチバチの礼服を準備して伊勢に乗り込みました。
週末は混み合うので、
参拝日は平日の11月29日金曜日に設定。
それでも伊勢神宮の近くにある
おかげ横丁はすごい人出です。
やはり人気があります。
さて、神宮に辿り着いたら、
肝心の御札とお守りを購入するべく、「授与所」へ。
お守りはお世話になった皆さんに配るので、
大量に手に入れるのです。
昨年は内宮と外宮、それぞれ120個、
計240個購入したものの、足りなくなりました…。
そこで、今回は計320個を購入。
御札とあわせて、合計金額●●万円なり…。
伊勢神宮を訪ねる時、
毎回、友人である伊勢在住の空手の先生に
付きあってもらうのですが、
「脇坂さん、そのお守りと御札の買いっぷり、
僕らの間でネタになっているから!」
と笑われるくらいのボリュームです。
とはいえ、授与所の方に、
「こういう買い方する人、いるでしょ?」
と聞いたら、
「ええ、たまにいらっしゃいます」
という回答でした。
ほら!いる!
で、私くらいの伊勢神宮のベテランになると、
「お参り前に授与所に直行する」
という技を繰り出します。
授与所で先に購入する数を伝えて、
さらには領収書をもらうための名刺も
予め渡しておくのです。
それらを準備してもらっている間に参拝する、
という段取り。
普通に行って
「お守り320個くださ〜い!」
とかやると、他のお客さんに迷惑かかるので、
編み出しました。
ここまでくると来年くらいには顔パスになって、
「いつものお願いします」
って言ったら、
自然と用意されるようになるのかもしれません。
いや、なったらなったで、怖いな…。
授与所で手配を済ませてから、
外宮でお祓いしていただいた後に、
外宮から内宮と参拝してきました。
ところで、
御垣内参拝(みかきうちさんぱい)って、
ご存知ですか?
伊勢神宮の特別参拝のひとつでして、
御正宮の垣根の内側の聖域に入って
参拝することを指すんです。
聖域に入れるってすごくないですか…?
ただ、意外なことに、
誰にでも機会が開かれているんです。
というのも、
式年遷宮の寄付を一定額した人であれば、
誰でも御垣内参拝ができるんです。
その額も一万円以上、とかではありません。
意外と知られてない伊勢神宮トリビアですね。
ちなみに、
国のトップである総理大臣が立ち入れるのも、
この御垣内参拝で許されたエリアのみ。
その先に入って参拝できるのは皇族だけなんです。
「総理大臣と同じ領域まで、私もとうとう来たか…」
と思いましたよね。
違うか。
そうそう。
前述の札幌オフィスの移転にあわせて、
本店登記も住所変更を行いました。
まさに私が伊勢神宮でお参りしている、
縁起の良い日にち11月29日に変更です。
なぜなら、「いい福の日」だと気づいたから。
決して「いい肉の日」だからではありません。
(あ、伊勢で食べる松阪牛の牛丼は美味しいです)
そして、今気づいたのですが、
「いい服の日」でもありますね。
前述の通り、
「カジュアルジャケットに、
百円均一で買った白いネクタイをあわせる」
という売れない漫才師みたいな服装ではなく、
「いい服でちゃんとお参りをしなさい…」
という神様からのメッセージな気がしてきました。
え、伊勢にいながら、
どうやって本店登記を変更したのかって?
秘密の方法を使いました。
な、なんと、
札幌の司法書士さんに
予めお願いしておいたのです…!
あ、登記をするのは司法書士さんの業務なので、
別に普通のことですね。
さあ、そんなこんなで2025年です。
新オフィスも完成し、良いスタートが切れるはず。
来年もまた新しいことを仕掛けていきます。
やはり時代の先端にいたいですから…。
そういえば、今回書くにあたって、
今年のエピソードを振り返るため、
わかる話のWEBサイトを色々調べたんです。
すぐに過去の記事を遡れるってすごいですね。
しかも、文中をクリックすれば、
すぐに該当の記事を読めるなんて!
デジタルってすごい!
こんなこと、
まだ世の中の人、気づいてないだろうなぁ…。
また、私が時代の先端に行ってしまったか…。
え?
30年ほど前にインターネットが登場した頃から
そうなっている?
マジ…?
本気で「すごい!」と思っていた
2024年の脇坂肇です。
2025年は、30年の時の遅れを挽回すべく、
精進致します…。
まずはITの読み方から。
えーと、イット???
脇坂肇