音楽室のある暮らし

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外山 啓介さんの語る 音楽室の魅力とは

ピアニスト 外山 啓介さん
札幌市出身。5才からピアノを始める。
2006年、東京藝術大学卒業。2008年よりドイツ(ハノーファー音楽演劇大学)留学を経て、2011年東京藝術大学大学院を修了。洗足学園音楽大学非常勤講師。

これまでに、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、札幌交響楽団、など多くのオーケストラと共演している。植田克己、ガブリエル・タッキーノ、マッティ・ラエカリオ、吉武雅子の各氏に師事。

その繊細で色彩感豊かな独特の音色を持つ演奏は各方面から注目を浴びている。
『展覧会の絵』
AVCL-25792 3000円(本体価格)+税
2013年7月31日発売

コンサート情報
2014年9月12日(金)19:00~
札幌コンサートホールKitara

―第一印象をおうかがいします。

外山通常、防音室って音が響かず籠るんですが、この音楽室は「ちょうどいい」響きがありますね。
弾いていて楽でいいですね。

 

―楽?

外山そうなんです。
どうしても防音室だと音が籠ってしまうので、思わず力を込めて弾いてしまうんです。

それは私のカラダ的にも負担が増えるのですが、余分な力が加わるのはもちろん楽器にも良くないんです。
そう考えると、ここではカラダも楽器も楽でいいですね。

―現在は防音のお部屋にお住まいですか?

外山そうなんですが、演奏時間に制限があるんですよ。
それを思うと、いいなぁここは。
24時間、気にせず弾けるのかぁ。いいなぁ・・・

しかも、演奏家は防音室のあるところに住まおうと考えると、どうしても場所が限定されてしまうんですよ。

演奏家は環境が大事なんです。
どれだけ演奏できる時間があるかが非常に重要です。
こうした部屋を創ることができるのであれば、住む場所も時間も自由になりますね。
自宅にこういう音楽室がほしいなぁ。

― ところで、今まで演奏された場所で印象的だったところは?

外山軽井沢大賀ホールや大阪のザ・シンフォニーホールなど、日本にはすばらしいホールがたくさんあります。
札幌コンサートホールKitaraも特別な場所ですね。
音楽の神様がいるような・・・そんな場所ですね。

札幌は出身地でもあるので、いつかは札幌に帰って音楽教室を開いてみたいんですよ。
ピアノ2台が入る、こんな音楽室を創りたいです!
その時は脇坂さん、是非、相談にのってくださいね。

―外山啓介さん、ご感想をありがとうございました。

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